【竜亀さんに特別インタビュー】
約1000キロの行脚を終えて——僧侶・竜亀さんが語る
2024年11月14日インドナグプールを出発。
2024年12月25日16時8分 ブッタガヤ大菩提寺到着。
僧侶・竜亀さんは、活動拠点であるインド・ナグプールからブッダガヤまで、約900キロの道のりを歩きました。
その歩みの意味、心の変化について伺いました。

今あらためて振り返ると、この行脚に込めたこととは何だったのでしょうか?
お釈迦様が歩いた道のりを歩いてみたい、自分を試してみたい、という気持ちでした。

行脚中、特に印象に残っている出来事はありましたか?
全てボロボロになりました。
足は歩くたびに痛みが走るようになり、服はホコリまみれでそのうち肌に発疹が出たり、
心や気持ちは「もうこれ以上歩きたくない」が続きます。
あとから写真を見返すと、見た目にもその過酷さが出ていて、自分でも驚きました。
ただ、実際には全て満たされているような感覚にもなり、この世界の美しさを感じながら歩くことができました。


身体が動かなくなりそうなとき、心を支えてくれたものは何でしたか?
感謝を述べながら、歩いていました。
「生かされている」ことへの感謝です。
水、土、空気。
自分の身体だけではなくて、その感謝は自分の身体の外にも広がっていきました。
ありがとうの気持ちに助けられました。



ブッダが悟りを開いた場所に、自らの足でたどり着いたという体験は、何をもたらしましたか?
はじまりは、「お釈迦様と同じ体験をしよう」という考えでした。
少しは追体験ができたと思います。
同じ体験をしたということが、「今後の活動の中で、何か大きな意味をもつだろう」という実感はあります。

この行脚を経て、これからの歩みにはどんな変化がありそうですか?
独自の道、自分なりの歩みが、少しずつ確立されてきているように感じます。




編集後記
静かに歩みを続ける竜亀さんの姿から、私たちもまた、自分の足元を見つめ直すきっかけをもらったように思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました。
ジャイビーム🙏✨